ブータンよりご挨拶お正月の過ごし方

2011年01月02日

エマダツィの作り方・一般家庭編

 こんにちは。クズザンポラ―。先日、ブータンのソウルフード・エマダツィの作り方をご紹介しましたが、今回は高級ホテル編ではなく、ローカル編です。

cooking (4)
<材料>
・ブータンの青唐辛子(10本)
・小玉ねぎ(2個)
・チーズ(牛の乳で作ったカッテージチーズ 2個)
・塩
・サラダ油
・水

調理に必要な時間:20分



使う野菜や切り方は、前回ご案内した高級ホテル編と同じですが、異なるのは、チーズの種類とバターがサラダ油になったことでしょうか。前回のレシピはきのこがメインのエマダツィでしたが、今回は唐辛子がメインの野菜となった純粋エマダツィです。

cooking (1)さてさて、野菜を切って行きましょう。あれあれ、、、唐辛子10本って言っていたのに軽く10本を超えている(笑)。この辺もブータンらしいあいまいさです。

唐辛子は、種の部分が辛いので、辛いのが苦手な方はなるべく種を取り除いて下さい。問題ない方は、そのまま種もどーんと入れて下さい。唐辛子は、赤い唐辛子でも青唐辛子でもどちらでも作ります。一緒に混ぜてもよいです。

唐辛子をカットした後は、玉ねぎを薄切りにします。唐辛子の量に比べると、玉ねぎの量は申し訳ない程度の量に感じますが、エマダツィはあくまでも唐辛子がメインの料理なので、これでいいそうです。この時点では、まだ鍋に火をかけていません。

全部、材料をまぜたらこんな感じです。
      cooking (2)
唐辛子祭りになっている鍋の中に、サラダ油を大さじ2程度、塩を大さじ1.5程度入れて、水はほんのちょっと(100ミリリットルも入れてません)だけ加え、中火にします。
      cooking (3)
中火で煮込む事10分程度。ブータン料理の大事なポイントは『混ぜない』事だそうです。野菜に火が通ったら、チーズを入れます。
cooking(7)cooking (6)












この牛のチーズは、日本ではカッテージチーズに近いですが、もっと水分が少なく硬めです。日本の家庭で作る場合には、プロセスチーズをスライスしたチーズで作った方が美味しくできると思います。そして、チーズを入れた後のポイントとしても、チーズが溶けるまで「混ぜない」。焦げ付くのが心配で混ぜようとすると、怒られます。まだ、混ぜてはだめなようです。

最後に、チーズが溶けたら、やっと混ぜて完成です。味は、前回の高級ホテル編の方が、クリーミーできのこも入っているので食べやすいですが、食べ慣れるとローカル編の辛さが病みつきになります。是非、ご家庭でも作って、高級ホテル編と比べてみて下さいね。

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bhutan_diary at 19:49│Comments(2)家庭料理 

この記事へのコメント

1. Posted by Chie   2011年01月23日 11:31
5 去年の夏、お世話になった者です。いつも楽しく(羨ましく?)拝見させていただいております。

日本に戻ってきてすぐに、どうしてもエマダツィが食べたくて、でも青唐辛子…というか生の唐辛子が手に入らなくて、沖縄の島唐辛子とカッテージチーズで作ってみたのですが、惨憺たる出来でした。辛いなんてもんじゃありません。殺人的な味でした。
まず生の唐辛子を手に入れることなんですけど、チーズはプロセスチーズでいいんですね~♪普通に売ってるスライスチーズでいいんですかね?溶けるチーズのほうがいいのでしょうか。教えてください。
2. Posted by ポン太   2011年01月24日 01:33
こんにちは。コメントありがとうございます!!チーズはプロセスチーズで大丈夫です。スライスチーズもいけます。とろけるチ-ズは焦げやすいので気をつけて作って下さい。私はどうしても混ぜたくなってしまう・・・のです。

やったことはないのですが、きのこ+ししとう+少量の青唐辛子 でエマダツィ風に作れないかなぁと思っています。もう少し、研究して今度ブログにアップしますね。

沖縄唐辛子、殺人的な辛さにもちょっと興味があります(笑

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