2015年06月

2015年06月30日

日曜日はサブジ(野菜)バザールへ-14-プナカ編

 こんにちは。クズザンポラー。

いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。

今回は、プナカの野菜市場「サブジバザール」へ久々に出かけてきたので、その様子をお伝えします。

プナカのサブジバザールの様子は何度かご紹介したことがありますが、パロでは日曜日、首都ティンプーでは金・土・日曜日、プナカでは土曜日に開かれているのがメインの曜日です。最近では、前倒しで開かれたりもしているのですが、やっぱりメインの日に行くと品揃いも良いのです。

この日はあいにくの雨でしたが、それでも地元の人は足を運んでいました。

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プナカの野菜市場は町が賑わっているクルタンエリアの近くにあります。

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パロやティンプーよりも、ゆったりとしている雰囲気に包まれているのは、この地方の人柄のせいなのか、

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それとも気候がトロピカルだから緩やかに感じるのかな~、と思います。野菜市場の敷地内に、竹で作った柱や屋根で区画されたデザインがよりいっそう温暖でゆったりした雰囲気を感じさせてくれるのかもしれません。

実際に売られている品物を見てみると、

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バナナの花やジャックフルーツ、

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今の季節がとびきりみずみずしい桃や、ジャムにすると美味しい杏などフルーツが多い気がするんですよね。


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そして、この季節はきゅうりもおいしいんです~実自体も大きいですが、皮も厚く種も大きいきゅうりですが、クセがないので子供たちも水分補給のために、この季節はきゅうりをおやつがわりに食べることも多いですね。

今までは西と東を結ぶ国道のルートが主にメインであったため、野菜や果物の種類が似たものが多かったり、その谷の範囲内で流通しているものが多かったと思います。現在は一昔前に比べれば、西~東のルートだけでなく、このルートを縦に南に沿ってつなぐ道路も状態が良くなったため、インドや南ブータンで採れる野菜や果物も流通するようになりました。

とはいっても、日本のように莫大な量が流通しているわけではなく、個人の商店のレベルですがそれでも手に入る野菜の量は増えましたね。

故ダショー西岡氏がブータンの人々へ農業を指導をした実績によるものが、ブータンの農産物が増えた理由としては大きいですが、最近では流通するための道路が整備されてきたことも実感します。

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言ってしまえば、パロのプナカの野菜市場で並ぶ農産物は、そんなに大差がなくなった?グローバリゼーションがすすんだ??のかもしれません。

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しかしプナカは南ブータンのチラン県にも近く、パロよりも南部ブータンの食材が多いのも事実です。昔、ネパールから移住してきた人々は、ブータン人となった今も食文化の名残は多大に残ります。このお母さんが売っていたものは、漬物風のものとか、薬になる種とか、ちょっと変わったものが多くてのぞいているだけでもおもしろかったのです。パロから来た友人も「知らないものばっかりだよ~」と言っていました。

今回私はある野菜を探していたのですが、なかなか見つからず、最後のお店で見つけたのは

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セマケワ~~! サトイモです。

ブータンの野菜市場では、サツマイモやサトイモを見つけることがたまにあって、それを見るといつも買ってしまいます。ジャガイモも美味しいけれど、違うお芋もたまには食べたい。

チラン県やシェムガン県はおいもが多いんですよ~しかも、栽培していないで山に行って掘ってくると言うまさに掘り出し物の山芋などもあって、それはそれは美味なのです。

今回見つけたこのサトイモはチラン県からではなく、インドとの国境のプンツォリン産だったのですが(えっ!じゃあパロの方が産地に近い・・・)、キロ単位で買ってきました~。

茹でた際に水の量とふきこぼしが足りなかったのか、最後には喉がイガイガしましたので、たっぷりとした水で茹でてることをお勧めしますっ。


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これから雨の量が増えるブータンですが、もうすぐきのこのシーズンが始まると思うと楽しみです。


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:お肉のシーズンはあるのかな~~


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bhutan_diary at 23:59|PermalinkComments(0)プナカ 

2015年06月29日

リンツのチョコレート・唐辛子味

 こんにちは。クズザンポラー。

いつもブログをご訪問いただき、ありがとうございます。

パロ谷では土曜日の夜から丸一日降り続いた雨は、日曜日の夕方には上がったのですが、

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(雨が上がった、日曜夕方のパロ谷の風景

ブータン北部のガサ県にある氷河湖のいくつかが決壊したりして、プナカの川は増水し、注意が必要になっています。一気に降った雨と日曜日の朝に小さな地震があったりして、地盤がゆるみ、いくつか小規模の土砂崩れが発生していますので、夜間の走行はできるだけ避けた方がいいですね。

さて、今日はアメリカ人の友人からお土産をもらいました~~

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わ~い!リンツのチョコレートだ~~~

よく見ると「唐辛子味」と書いてあるではありませんか。(うぅぅ、普通の味が良かった・・・・)

しかし、リンツはスイスのプレミアムチョコレートですからね、唐辛子味と言っても美味しいかもしれない!?

唐辛子味のチョコレートと言えば、以前「ブータンの手作りチョコレート」という記事でご紹介したことがあります。
首都ティンプーのアンビエンスカフェで販売していたのですが(現在でも販売しているといいなぁ、最近は立ち寄っていないので最新情報はちょっと未確認です)、

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(パッケージもかわいいのでお土産におすすめ

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手作りのトリュフタイプで、包み紙やパッケージがブータンの布を使った巾着袋でまさにホームメイドでお気に入りだったのですが、これを食べた私の日本人の友人は、ぴりっとしてる」と言いたかったのですが、衝撃的な味だったのでぴりっとしてると言いたかったところ、つい「ちりっとしてる」と言い間違ってくれました

その後、「ちりっとしている」は私の中での流行語大賞です!

変わった味と言えば、エマダツィ・クッキーの味をブータン人に食べてもらった時に

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微妙な顔をしていたことがあったのですが、これは事前に普通のクッキーだと思って食べてもらったので、そのギャップに反応している表情です。

今回は、自らこのリンツの唐辛子味チョコレートを食べたいというブータン人青年がいたので、分けたところ、

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う~ん、辛くない!

という反応でした しかし、1分後、あ、だんだん辛くなってきたと言っていました。

私はリンツの唐辛子味チョコレートをひとかけ食べた瞬間に、うーん、ちりっとする!と思いましたよ 

この2つの唐辛子チョコレート、リンツのものもアンビエンスカフェのものも同じくらいの辛さでした。日本でもリンツのチョコレートの唐辛子味は売っているのでしょうか?

もし、売っていたら試してみるのもいいかもしれませんね。

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:雨が続くとお散歩が少なくなるね~~


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2015年06月27日

ブータン版ロミオとジュリエット・その2

 こんにちは。クズザンポラー。

いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。

今日は久々に、プナカのある場所へ立ち寄ったときのお話です。

ブータンにも、ブータン版・ロミオとジュリエットなる実話が存在し、この二人の恋愛物語は歌や口承で現在にも伝えられ、1980年代に『ガサ・ラマ・シンゲイ』としてブータン映画が制作されました。

プナカ・ゾンから車で2分ほどの距離にある古民家が、ジュリエットの生家なのです。

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この家は道路沿いにあり、私はここを通るたびに悲恋のヒロイン・ジュリエットが、今は幸せな気持ちでいるといいな~と思いながら通過しているのです


ストーリーを簡単にご紹介しますと、、、

ロミオは北部ブータン・ガサの近くの農家の出身のシンゲイさん、ジュリエットはプナカの美少女ガレムさんという実在の人物がいました。二人は出会った瞬間に恋に落ちますが、彼女の両親は結婚相手に摂政である別の男性を選び(シンゲイの上司)、二人が恋仲だと知ると別れさせようとして、摂政と手を組みシンゲイを遠く離れたガサへ左遷しました。

シンゲイと離れたガレムですが、彼のことが忘れられません。そして赤ちゃんを授かっていることを知りました。

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(ガサとプナカとつなぐモ・チュー川)

そのことを知った両親は激しく怒り、庭の大木に縛りつけます。やっと逃げ出したガレムは、彼に会おうとガサに続くモ・チュー(川)を泣きながら歩いて行きますが、ガサは遠すぎて途中で力尽きてしまいました。そして、道行く旅人に歌を託し伝言を頼み、ひたすらプナカでシンゲイの帰りを待ったのでした。一方、心優しい旅人から伝言をガサで受け取ったシンゲイは、ガレムに会うため一心にプナカへ戻ります。

シンゲイが急いでプナカに戻り、そこで目にしたものとは、、、、

悲運の恋愛の今生での結末と、その後の度重なる輪廻転生を経て、最後に辿り着いた先とは・・・・

ストーリーは過去記事のこちらに詳しくありますので、気になる方は読んでみてください。ドラマティックな展開でありつつ、すぐには報われないこと、優しい旅人の存在などがリアルな部分もあって、「ブータンっぽいな」と思わせる展開もあります。

このジュリエットであるガレムさんの生家からプナカゾンに向けて程近くの距離で、ブータン人のプナカ出身の友人が教えてくれました。

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『この木にガレムは縛り付けられたんだよ』

う~ん、悲しい 縛り付けなくてもいいのになぁ、でもそういう時代だったんだろうなぁ。

そして、この『ガサ・ラマ・シンゲイ』のお話はプナカの人にはとても有名で今も語り継がれています。プナカで出会ったこのお母さんにも知っているかと聞いてみたところ、

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すごく熱く語ってくれました

ブータンの歌や口承で継承されている物語は、このお話だけでなくもっと他にもあるはずで、私ももっと知りたいし、ブータンのいろいろな地方の昔話としてブータンのみんなに伝えていって欲しいなぁと思いました。

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:悲しいお話だねぇ


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bhutan_diary at 21:31|PermalinkComments(4)プナカ 

2015年06月24日

ブータン巡礼の旅21~旅の終わりに~

 こんにちは。クズザンポラー。

いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。

引き続き、今年1月中旬にインドのラダック僧パルダンさんと訪れた「ブータン巡礼の旅」のシリーズですが、今回が最終回になります。

最終目的地のパロに戻ってきても、精力的にお寺の観光(調査?)や書店周りを続けたパルダンさんですが、私の本拠地であるパロでは、どうしてもお願いしたいことがありました。

それは、私の同僚とスタッフにパルダンさんのお話をして欲しい、ということでした。

ここにも書いてきたように「ブータンとラダック」は同じチベット文化圏ですが、似て非なる部分もあり、そのような部分をブータンの若者たちにも知ってもらいたかった気持もあります。異文化?いや、名付けて親文化交流をしてもらいたかったのです。

それに何より、パルダンさんは現在も研究を続けている学僧であり、13歳の時にチベットのラサに渡り、スリランカ、インドで学び、長年レーの国立高等学校で教壇に立っていた、こんな経験をされた方のお話を聞く、気軽に話せるという機会はなかなかブータンでもないと思うのです。

こころよく快諾して下さったパルダンさんは、図像学の授業?やその他の質問タイムもたくさん時間を使ってくださいました。ブータンのドゥック・カギュ派と現在のダライ・ラマ14世を指導者とするゲルク派は、同じチベット仏教であり最終的に達するところは同じですが、その理論や解釈が聞きなれない部分もあり、若いブータンの人たちにとっては質問がいつまでも尽きませんでした。

そして、タクツァン僧院にも一緒に行きました。

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奇しくもこの日は1月17日で、1995年に6434人の犠牲者を出した阪神・淡路大震災は、地震発生から今年で20年を迎えた日でした。

私はブータンに来てから、1月17日にタクツァン僧院に参拝したのはこれで2回目になります。特別にこの日を選んで行ったわけではないのですが不思議なことがあって、1回目はこの地震で息子さんを亡くされてしまったご夫妻と初対面でお会いしました(そのご夫妻はこの日、太陽の周りに輪が現れる日暈(ひがさ)を見ることができたのです。ブータンではとても縁起が良いことを表します。詳しくは過去記事のこちらへ)

そして、今回、ブータンのみんなとパルダンさんと参拝に来ることができたのでした。その時の1月17日の様子はすでに記事を書いているのですが(「今年もバターランプに想いをのせて」)、この日に阪神・淡路大震災の追悼とみんなの祈りを含めて、祈りの旗を掲げたのでした。


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この時は新年もあけて間もなくだったのですが、昨年は、私の同僚やスタッフの間には少し苦しい状況が続いた年だったのです。

自分自身が大病を患ったり、子どもにハンディキャップが発生したことがわかったり、そして親を亡くしたり。

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私のスタッフは20代~30代半ばまでの年齢の方が多いのですが、この年ですでに両親またはどちらかの親を亡くされている人も多く、病に対して何も治療をしてあげられなかったと悔いる人もいました。

祈りの旗は、掲げる前に祈りを込めます。まさに名前の通り、祈った旗なのです(お店で販売しているものはすでにお坊さんによって祈ってあるものもあります)。

何も言わなくても、「ここで旗を掲げたい」と言っただけでパルダンさんは読経をはじめてくれました。

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読経の最後には、

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お供え物としてお米を手に取り、天に向かって投げます。

どうか、辛い気持ちを抱えている人が手放すことができますように。

どうしても避けられない自然災害が起きてしまうときに、祈り、自分以外の誰かをことを思うことは、その人の心の支えとなる。「祈るだけで何も出来ない」ではなくて、祈ることから全てがはじまる、思い描くことが、その意識が行動に繋がっていくのだと気付きます。

そして、タクツァン僧院への参拝は続きます。

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道中、ラダッキ達にも会い、彼ら達にも同じお話を2回ともしていたパルダンさん。お堂は修学旅行のような人数と大参拝になりました。

別の日には、パロ・ゾンや国立博物館でも特別授業を受けた私たち。

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以前、このブログにはパルダンの言葉を書いたことがあります。

「信仰は何を選んでもいいし、どの宗教も願うのは世界の平和と人々の幸せです。ただ自分は仏教僧であるから、仏教を学び実践をしてきた。私の立場で、あなたや日本の人を見て想うことがあります」


「満たされることを知ることが大切です。物質的な充足だけでなく、精神的に発展し、心にゆとりを持つことが必要です。精神的に発展するためには、お釈迦様の教えを正しく実践することです。良い師を持ち、正しい教えを学び、自分の中でその教えを消化しなければいけません。自分自身で良いか悪いかを考え判断し、来世のことまで考えてから行動に移すこと。そして、これは世界を平和に導くことになります。」




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今回、パルダンさんの姿を見て、その言葉の意味をまたしても知ることになったのです。

そして、何度でも何度でも本質がわかるまで質問を問うたり話したりすることは、それはまさに「師」の姿でありました。

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誰かに教える、自分の知りうることを伝えていくことが使命であること、自分も常に学び続けていくことをやめないこと。そして、それが最終的には世界が平和になることであると唱えることができること。

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覚悟を持ち、迷いのないことの強さを改めて知りました。

パルダンさんをブータンに招くことは、私がブータンで最も叶えたかったことのひとつ、といっても過言ではないくらいで、それが果たせてなんだか安心しました。

難しいことを言っているようで、実は私たちが小さいころから教えられてきたことを一つ一つ説いていたパルダンさん。嘘をつかない、約束はやぶらない、年上の方を尊敬する、悪魔の姿は実は自分のエゴの象徴、煩悩を断ち切るのは智慧、自然のエコロジーの大切さ、、、、ひとつひとつ噛みしめていきます。

今回はとっても長いシリーズでしたが、読んでくださった方、ありがとうございました。

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:おつかれ~~



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2015年06月23日

6月前半のつれづれ、ブータン生活

 こんにちは。クズザンポラー。

いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。

この記事を書くために何度か苦労しています。。。6月となり雷が多くなったパロ谷は、短時間ですが停電が起き(早いものは数分で通常に戻ります)、電源が落ちてしまうため書いていた記事が更新寸前ですべて消える ことがたびたび起きたり(もうデスクトップのパソコンを使うしかないっ)、書き直してもなぜか平仮名が漢字に変換できなかったりと、最近ちょっとブログに嫌われてしまっていました

でも、気合を入れてもう一度書きますね。二度目を書くと同じ内容にならず、ちょっと変わっていってしまうのですが・・・・とはいっても今回は軽めのたわいのないブータンでの日常の様子です。

まずは、

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最近、私の職場の近くを新しい住処としている猫ちゃんがいます。どうやら、ここから歩いて45分程度の山の上にあるお寺にいた子らしいのですが、近所の人がお寺に参拝に行った際に一緒についてきてしまったそうです。ここが気に入っているのならいいですけど、、、、民族衣装のゴと猫ってなんだか和むな~と思った1枚です。


この季節になると、私の職場のまわりをさわやかに彩ってくれているのが、

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ブータンで俗名「ドッグツリー」や「ドッグフルーツ」の木です。

ドッグ フルーツ ???と長年気になっていて、それを解決できたのが昨年のことでした(こちら)。花のようにも葉っぱのようにも見える淡い黄色の部分は「総苞片(そうほうへん)」と呼ばれるがくのことで、がくの中央にあるのが粒上のお花なのだそうです。

この木は ヒマラヤヤマボウシで学名はCornus capitataと呼ばれ、日本では‘Mountain Moon’の名前で流通し、より大きな花を咲かせているそうです。このことを教えてくださった「I県の植木屋さん」、改めてありがとうございました。

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ブータンのヒマラヤヤマボウシも4~5m程度に育っていますが、このお話を聞いた後、私は福島県でもこの木を見つけたんですよ~~。福島で見たヤマボウシのマウンテンムーン(名前がカッコいい!)は、背が高めでもう少し横に枝が広がっていて、ブータンのものが枝垂れ咲くように見えるのに比べて、もっと広がって咲いていた印象でした。

この時期になると季節柄、新聞にある折り込みポスターが入ってきます。

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これはキノコ一覧表~~

ブータンの一般の人が森の中で目にしやすいキノコを選定しているバージョンですが、もっと種類の豊富なポスターもあります。ここで注目したいのが、↑上の写真のポスターではキノコの毒性を3段階で表示しているのですが、

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こちらのポスターではキノコの毒性を6段階で表示しています。いつも疑問に思うのですが、

1.食用として優れている
2.食用できる
3.食用できるが注意が必要
4.食用ではない
5.毒がある
6.猛毒、致死性の高い毒キノコ

う~ん、、、私だったら最初のポスターの3段階(1.食用 2.毒キノコ 3.猛毒)の区別で十分でっす

4番目の「食用ではない」と5番目の「毒がある」ところの差の見極めはどういうポイントなんだろう。「食用ではない」とは、人間は食べないけれど、イノシシさんや昆虫は食べますよ、なのだろうか。。。それとも、味はよくなくて毒もないけど観賞用にはいいよ!とかなのだろうか・・・・

更にいえば、出ました 3番目の「食用できるが注意が必要」なキノコ。以前にも書きましたが、『ブータンの人々は、多少毒性があっても花山椒と炒めて食べればお腹を壊さない』と口をそろえて言います。

確かに山椒には解毒作用があると言われているのですが、そこまで頑張って食べなくてもいいのでは、、、でも昔はあまり食料がなかったのかなぁ、などと想像してみます。それに花山椒は、私が勝手に名づけたブータン3大調味料のうちの一つと言っていいほど、各家庭には普及しています。

日本では食用できるが注意が必要なキノコとは、食べすぎるとお腹がゆるくなるなどといった話はきいたことがあるのですが、ブータン的サバイバーな意見とはちょっと違いますね

お次は、昨年に「ブータン男子は超イクメン~新婚さん編~」という記事で登場してくれたツェリン君の、

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うれしそうな笑顔。

それは彼が手にしている領収書と引き換えになるのが、

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6月14日に行われたブータン対中国のサッカー観戦チケットだったから(W杯・アジア二次予選~ブータンVS中国~)。

何日も前から友だちに交渉して勤務シフトを交換してもらう根回しをして(でもみんな行きたいからなかなかOKがもらえない)、チケットも予約して、代表ユニフォームも買って、そしてこの笑顔でした。彼は少年時代に強化選手に選ばれたのですが、様々な事情で練習に通い続けられなかったという背景があり、彼がなりたかったことを現実に叶え活躍している選手たちを応援したいという気持があるそうです。

あと、3回くらいはブータンで二次予選を見る機会があるから、結果はともあれ、最後まで応援しよう!


久々に訪れた首都ティンプーでは、ブータン唯一の信号であり、しかも手信号である交差点で

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いつも通り手信号で交通整備をきめていた警官ですが、

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よ~くみたら、女性警官だった 制服がばっちり決まって美しいですね。


そして、またここも久々に訪れた「お洒落カフェ発見!!その6」でご紹介した

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Seasons Pizzeria でピザをいただきました。

ピザの味付けにはお好みで、

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左からにんにくペースト、奥は唐辛子ペーストのエゼ、右は花山椒からお好きなものをど~ぞ。タバスコではなく、唐辛子ペーストと花山椒というのがブータン的粋な味わいかた?

そして、6月21日は「インターナショナル・ヨガDay」なんだよ、と話していたところ、

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6月の青く染まるパロ谷の水田を背景に、それっぽいポーズをとってくれました。その岩の下は崖なので絶対に落ちないで~~ そしてヨガってそういうポーズじゃないよ、ね。。。。


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:きのこ狩り、今年もまた行こうね~~~



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