ブータンエアラインズ
2013年11月18日
ブータンで稲刈りをする
こんにちは。クズザンポラ―。
11月も半ばになり、冬の足音を感じますが、昨日の夕方の空はとてもきれいでした。
ブータンは山がちのため、朝日や夕日を大きく完全な状態で見ることが難しいのですが、昨日は山の奥に太陽が沈んでいく時に見える空のグラデーションが鮮やかで、空気の新鮮さをより感じました。
このまま11月の晩秋の風景をご紹介してもいいのですが、10月のパロ谷の稲刈りの美しい風景を今年はご紹介できていなかったので、話を1カ月前に戻して続けますタイムリーにご紹介できなかったのが残念ですが、このまま埋もれてしまうのも心残りなので。。。。昨年はゲネカ村で稲刈り体験をしましたが、今年はパロで行いました!
今回ご紹介する稲刈りの風景は、10月13日の模様です。
パロ谷は、10月半ばになると稲刈りが始まります。コスモスと黄金の稲のシーズンは、毎年同じ。この日は日曜日でしたので、大勢の人が作業をしていました。ブータンでは、自分の持っている田んぼの稲刈りをする場合、近所の人や親戚に頼んで手伝ってもらいます。自分の田んぼが終わると、次はお手伝いに来てくれた人の所をお手伝いし、持ちつ持たれつの関係です。
でも、最近では専業農家だけではなく兼業農家が多いため、日曜日は家族総出で大忙し。年の若い子供達は、田んぼに出なくても、お昼ごはんの準備をしたり、稲刈り後のシートを広げたり、いろんなお仕事があります。
この日は、稲刈りのベストの日!だったのですが、どうもお天気の様子がいまいちぱっとしません。いつもははっきりここから見えるパロゾンも、今日は靄の中。結果から言うと、この後、午後から雨が降り出すのですが、52時間以上も強い雨が降り続けました インドへ上陸した超大型サイクロン「ファイリン」の影響でした。詳しくはこちら「おかえりなさい、青空@パロ谷」。
この日、私も稲刈りのお手伝いをしたのですが(ほとんど役立たず)、訪れたのはパロの空港のすぐ近くのナンカ地区。パロ谷では、このエリアは比較的早い段階で稲刈りが始まります。
後ろの飛行場に停まっているエアバスなどの航空機を背景に、人々は昔と変わらず稲を刈ってそして運んでいます。昔と変わらず、、、と書きましたが、実は今年は大きく変化して、この地区は実は機械を使って稲刈りをしたモデル地区でもあり、ブータンの中では超ハイテクな稲刈りをしています!!
稲刈りはしてくれますが、日本のような脱穀までしてくれるコンバインはありませんので、ここからは人力です。
お母さんの手際のいいことと言ったら、それはもう、私の10倍以上。
素朴なイケメンも、朝飯前と言わんばかりの働きっぷり。
「ダショーに機械で稲刈りを行ったことを、この間、チョルテン(仏塔)まで伝えに行ったよ」というペマさんの想いを感じながら、後ろでは先日運航が始まったばかりのブータンエアラインズが滑走路を走る姿をみて、感慨深くなりました。
刈った稲は、次に脱穀の作業をするまで、野生のイノシシなどに食べられないように積み重ねて保管します。できればすぐに脱穀できればいいのですが、そこまでを手作業でするには一日では難しいです。だから、本当にこの時期に雨が降って欲しくないのです~
しかし、パロの農業機械センターが貸し出している脱穀機を使っているお宅を発見!!!
ちゃんと専用ネットがあり、脱穀機を通ってネットに落ちる仕組みになっています。クボタ・モミネットの頑丈さに「これならブータンでも大丈夫」と余計なお世話ですが勝手に太鼓判を押したくなる私。
小さな子供達も一緒に田んぼに出て来て、邪魔をせずに一人で遊んでいられるのが偉い!と思います。農業用運搬機でどうやって遊ぶのかな?
そうか、こうやってぶら~んってして遊ぶんだね!
でもすぐそばから「危ないから気をつけなさいよ!!」と大きな声が飛んでいるのも、ブータンらしいところ。
今回、私も稲を背中にしょって運びましたが、まず立つまでが大変、、そして立って歩いたらふらふらしてあぜ道から落ちる→重くて立つのに精いっぱい。。。。来年もお手伝いできるなら、もう少しましになりたいなぁ。
そして、お米って本当に大変な手間暇があって、やっと美味しくいただけるんだなと改めて思った日でした。
11月も半ばになり、冬の足音を感じますが、昨日の夕方の空はとてもきれいでした。
ブータンは山がちのため、朝日や夕日を大きく完全な状態で見ることが難しいのですが、昨日は山の奥に太陽が沈んでいく時に見える空のグラデーションが鮮やかで、空気の新鮮さをより感じました。
このまま11月の晩秋の風景をご紹介してもいいのですが、10月のパロ谷の稲刈りの美しい風景を今年はご紹介できていなかったので、話を1カ月前に戻して続けますタイムリーにご紹介できなかったのが残念ですが、このまま埋もれてしまうのも心残りなので。。。。昨年はゲネカ村で稲刈り体験をしましたが、今年はパロで行いました!
今回ご紹介する稲刈りの風景は、10月13日の模様です。
パロ谷は、10月半ばになると稲刈りが始まります。コスモスと黄金の稲のシーズンは、毎年同じ。この日は日曜日でしたので、大勢の人が作業をしていました。ブータンでは、自分の持っている田んぼの稲刈りをする場合、近所の人や親戚に頼んで手伝ってもらいます。自分の田んぼが終わると、次はお手伝いに来てくれた人の所をお手伝いし、持ちつ持たれつの関係です。
でも、最近では専業農家だけではなく兼業農家が多いため、日曜日は家族総出で大忙し。年の若い子供達は、田んぼに出なくても、お昼ごはんの準備をしたり、稲刈り後のシートを広げたり、いろんなお仕事があります。
この日は、稲刈りのベストの日!だったのですが、どうもお天気の様子がいまいちぱっとしません。いつもははっきりここから見えるパロゾンも、今日は靄の中。結果から言うと、この後、午後から雨が降り出すのですが、52時間以上も強い雨が降り続けました インドへ上陸した超大型サイクロン「ファイリン」の影響でした。詳しくはこちら「おかえりなさい、青空@パロ谷」。
この日、私も稲刈りのお手伝いをしたのですが(ほとんど役立たず)、訪れたのはパロの空港のすぐ近くのナンカ地区。パロ谷では、このエリアは比較的早い段階で稲刈りが始まります。
後ろの飛行場に停まっているエアバスなどの航空機を背景に、人々は昔と変わらず稲を刈ってそして運んでいます。昔と変わらず、、、と書きましたが、実は今年は大きく変化して、この地区は実は機械を使って稲刈りをしたモデル地区でもあり、ブータンの中では超ハイテクな稲刈りをしています!!
稲刈りはしてくれますが、日本のような脱穀までしてくれるコンバインはありませんので、ここからは人力です。
お母さんの手際のいいことと言ったら、それはもう、私の10倍以上。
素朴なイケメンも、朝飯前と言わんばかりの働きっぷり。
こちらは、JICA(青年海外協力隊)のみなさんにはお馴染みの、日本が大好きなペマさんも、この地区にお住まいです。ペマさんは故ダショー西岡氏とも若い時に師事したことがあり、今でもその想いを伝えてくれます。
「ダショーに機械で稲刈りを行ったことを、この間、チョルテン(仏塔)まで伝えに行ったよ」というペマさんの想いを感じながら、後ろでは先日運航が始まったばかりのブータンエアラインズが滑走路を走る姿をみて、感慨深くなりました。
刈った稲は、次に脱穀の作業をするまで、野生のイノシシなどに食べられないように積み重ねて保管します。できればすぐに脱穀できればいいのですが、そこまでを手作業でするには一日では難しいです。だから、本当にこの時期に雨が降って欲しくないのです~
しかし、パロの農業機械センターが貸し出している脱穀機を使っているお宅を発見!!!
ちゃんと専用ネットがあり、脱穀機を通ってネットに落ちる仕組みになっています。クボタ・モミネットの頑丈さに「これならブータンでも大丈夫」と余計なお世話ですが勝手に太鼓判を押したくなる私。
小さな子供達も一緒に田んぼに出て来て、邪魔をせずに一人で遊んでいられるのが偉い!と思います。農業用運搬機でどうやって遊ぶのかな?
そうか、こうやってぶら~んってして遊ぶんだね!
でもすぐそばから「危ないから気をつけなさいよ!!」と大きな声が飛んでいるのも、ブータンらしいところ。
今回、私も稲を背中にしょって運びましたが、まず立つまでが大変、、そして立って歩いたらふらふらしてあぜ道から落ちる→重くて立つのに精いっぱい。。。。来年もお手伝いできるなら、もう少しましになりたいなぁ。
そして、お米って本当に大変な手間暇があって、やっと美味しくいただけるんだなと改めて思った日でした。
2013年10月19日
ブータンの機内誌
こんにちは。クズザンポラー。
先日、ブータン初の民間運営の航空会社であるブータン・エアラインズの機内誌をいただきました。運航開始前に行われたセレモニーの様子はこちら。
まだ飛行機にセレモニー以外では乗っていないので、機内誌を見る機会があるとは思わなかったので、嬉しいな~と思いながら読み進めました
機内誌のタイトルは「クズザンポ」です。いや、よく見ると「KUZUZANGPO la」と書いてあったので、尊敬の意味を現す「la」をつけて、『クズザンポラ』が正しい名前かな。ブータンでは、語尾にはラをつけることが多く、電話をとるときも知人からの電話だと「ラぁ?」と言って電話をとります。かわいいですよね。
この機内誌をデザインしているのは、ブータン国内で初めて創刊された女性向けファッション誌『YEEWONG』のスタッフということもあり、写真も多くつかわれ、デザインや色使いも洒落ています。この号は、ダークブルーとイエローでデザインされた表紙で、ブータン・エアラインズのイメージカラーにマッチしていますね
こちらは、いつもお世話になっているドゥック航空の機内誌「TASHI DELEK」。こちらは、先程の「KUZUZANGPO la」と比べると硬派でオーソドックスな記事が多いですが、毎回、興味深く目の付けどころが鋭いなと思わせる記事を楽しみにしています。でも、まぁ、まだ初回創刊号しかブータン・エアラインズの機内誌を見ていないので、まだ何とも言えないですよね。。。
それにしても、TASHI DELEK (タシデレ)と KUZUZANGPO la (クズザンポラ)という2つの機内誌。タシデレは、「あなたに幸あれ」とか「乾杯」、お別れやテレビのニュースを締めくくる時に使う挨拶です。クズザンポは、このブログでも文頭で使っていますが、「こんにちは」を表します。どちらも挨拶の言葉として多用され、言葉の響きは別として、機内誌にするにはストレートでよいタイトルですね。
これからも、タシデレとクズザンポラの記事を楽しみに読みたいと思います。でも、基本的はフライトに乗らないと、読む機会がないかなぁ~。
:機内誌は「いただきます」がいいんじゃない?
先日、ブータン初の民間運営の航空会社であるブータン・エアラインズの機内誌をいただきました。運航開始前に行われたセレモニーの様子はこちら。
まだ飛行機にセレモニー以外では乗っていないので、機内誌を見る機会があるとは思わなかったので、嬉しいな~と思いながら読み進めました
機内誌のタイトルは「クズザンポ」です。いや、よく見ると「KUZUZANGPO la」と書いてあったので、尊敬の意味を現す「la」をつけて、『クズザンポラ』が正しい名前かな。ブータンでは、語尾にはラをつけることが多く、電話をとるときも知人からの電話だと「ラぁ?」と言って電話をとります。かわいいですよね。
この機内誌をデザインしているのは、ブータン国内で初めて創刊された女性向けファッション誌『YEEWONG』のスタッフということもあり、写真も多くつかわれ、デザインや色使いも洒落ています。この号は、ダークブルーとイエローでデザインされた表紙で、ブータン・エアラインズのイメージカラーにマッチしていますね
こちらは、いつもお世話になっているドゥック航空の機内誌「TASHI DELEK」。こちらは、先程の「KUZUZANGPO la」と比べると硬派でオーソドックスな記事が多いですが、毎回、興味深く目の付けどころが鋭いなと思わせる記事を楽しみにしています。でも、まぁ、まだ初回創刊号しかブータン・エアラインズの機内誌を見ていないので、まだ何とも言えないですよね。。。
これからも、タシデレとクズザンポラの記事を楽しみに読みたいと思います。でも、基本的はフライトに乗らないと、読む機会がないかなぁ~。
:機内誌は「いただきます」がいいんじゃない?
参加中です。
機内誌が気になったら、ぽちっと応援いただけたら嬉しいです。タシデレ
2013年10月11日
ブータン・エアラインズが来た!後編
こんにちは。クズザンポラ―。
今回も前回に続いて、昨日10月10日に運航が開始されたブータン初の民間航空会社ブータン・エアラインズについて、ご紹介します。
ここまではるばるリトアニアからやってきた乗務員さん達に、カダル(白い布)を祝福として首にかけ、歓迎をして出迎えます。そして、機材には、ブータンとしては欠かせないプジャの儀式が始まります。
飛行場にお坊さん達の姿があるというのは、私から見ると不思議な感覚ですが、ブータンではよくあることで、新しい機材が到着する度にこの模様を見ています。安全に運航するためには、運航が開始される前にこの儀式を行うことが大事なのです。
ブータン・エアラインズの隣を、国営航空のドゥック航空のフライトが離陸のために加速していきます。この日、ブータン・エアラインズを含めエアバスが3機、ATRが1機がパロの空港内に停まりました。こんな日が来るなんて~~。パロの空港は有視界飛行で行うため、ほとんどのフライトスケジュールは午前中に離発着となります。日付によってはエアバスが4機停まることもあり、朝の時間はパロの空港は小さいながらに(小さいからこそ?)ラッシュとなります。
パロの空港は、将来的には滑走路を延長する必要が生じるかもしれません。
プジャは飛行機を目の前にしてから始まり、その後は行列をなして飛行機の周りを歩き、お米をまいたり、お酒をまいたりしながら練り歩き、機内にも進んでいきました。このプジャは、お清めやお払いの意味もあるのでしょうね。
この儀式が終わった後は、機内内部も公開されました どんなふうになっているのかな、どきどき。
入り口にもカダルの白い布がかけられ、お祝いムード。そして内部は、
じゃじゃ~ん
コクピットにも入れてくれました!!パロ谷に離陸するときにここから見える風景はどんなふうなのかなぁ~
シート数は国営航空のドゥック航空のエアバスよりも少しだけ多く、航空券の金額も少し安い値段設定です。そして、これからいろいろなプロモーションを始めるそうなので、今までよりお手頃に行けるようになります。スケジュールは毎日、往路はバンコクからインドのコルカタ経由でくまれています。現在発表されているスケジュールでは
往路 B3-701 バンコク発 6:30 パロ着 9:45
復路 B3-700 パロ発 10:35 バンコク着 15:50
1989年に国営航空のドゥック航空がバンコクにフライトを就航して以来、初めて他の航空会社がパロ・バンコク間を繋ぐようになります。昨日のファーストフライトは、ブータンから70名の搭乗者を乗せて旅立ちました。
プジャのおかげで、安全な空の旅を提供してくれること間違いないですね。楽しみです。
:ブータン犬割引もあるかな~
今回も前回に続いて、昨日10月10日に運航が開始されたブータン初の民間航空会社ブータン・エアラインズについて、ご紹介します。
ここまではるばるリトアニアからやってきた乗務員さん達に、カダル(白い布)を祝福として首にかけ、歓迎をして出迎えます。そして、機材には、ブータンとしては欠かせないプジャの儀式が始まります。
飛行場にお坊さん達の姿があるというのは、私から見ると不思議な感覚ですが、ブータンではよくあることで、新しい機材が到着する度にこの模様を見ています。安全に運航するためには、運航が開始される前にこの儀式を行うことが大事なのです。
ブータン・エアラインズの隣を、国営航空のドゥック航空のフライトが離陸のために加速していきます。この日、ブータン・エアラインズを含めエアバスが3機、ATRが1機がパロの空港内に停まりました。こんな日が来るなんて~~。パロの空港は有視界飛行で行うため、ほとんどのフライトスケジュールは午前中に離発着となります。日付によってはエアバスが4機停まることもあり、朝の時間はパロの空港は小さいながらに(小さいからこそ?)ラッシュとなります。
パロの空港は、将来的には滑走路を延長する必要が生じるかもしれません。
そんなことを想っているうちに、プジャはどんどん進んでいきます。この日、主賓として招かれていたのは情報コミュニケーション省の大臣(オレンジ色のカムニ・スカーフをされています)と、第四代ブータン国王の妹君であるアシ・ケザン(大臣の左隣)がいらっしゃいました。
プジャは飛行機を目の前にしてから始まり、その後は行列をなして飛行機の周りを歩き、お米をまいたり、お酒をまいたりしながら練り歩き、機内にも進んでいきました。このプジャは、お清めやお払いの意味もあるのでしょうね。
この儀式が終わった後は、機内内部も公開されました どんなふうになっているのかな、どきどき。
入り口にもカダルの白い布がかけられ、お祝いムード。そして内部は、
じゃじゃ~ん
コクピットにも入れてくれました!!パロ谷に離陸するときにここから見える風景はどんなふうなのかなぁ~
シート数は国営航空のドゥック航空のエアバスよりも少しだけ多く、航空券の金額も少し安い値段設定です。そして、これからいろいろなプロモーションを始めるそうなので、今までよりお手頃に行けるようになります。スケジュールは毎日、往路はバンコクからインドのコルカタ経由でくまれています。現在発表されているスケジュールでは
往路 B3-701 バンコク発 6:30 パロ着 9:45
復路 B3-700 パロ発 10:35 バンコク着 15:50
1989年に国営航空のドゥック航空がバンコクにフライトを就航して以来、初めて他の航空会社がパロ・バンコク間を繋ぐようになります。昨日のファーストフライトは、ブータンから70名の搭乗者を乗せて旅立ちました。
プジャのおかげで、安全な空の旅を提供してくれること間違いないですね。楽しみです。
:ブータン犬割引もあるかな~
参加中です。
ブータン・エアラインズに搭乗したくなったら、ぽちっと応援いただけたら嬉しいです。タシデレ
2013年10月07日
ブータン・エアラインズが来た!前編
こんにちは。クズザンポラ―。
みなさま、いかがお過ごしですか?先週の10月2日に、パロの空港へ行ってきました。
この日のお天気は曇りでしたが、いつもと変わらぬ様子のパロの空港。小さな、小さな国際空港です。この日、ちょっと変わった様子があったのは、ブータンで初めての民間航空会社となるブータンエアラインズの機材の到着を祝うセレモニーがあったことです。
至る所にブータンのお祝いには欠かせない旗がデコレーションされ、
赤いじゅうたんの上を歩いて、まず到着されたのは情報コミュニケーション省の大臣です。ブータンでは、王様や各国の要人が到着された時に、赤いじゅうたんをささっと敷いてお出迎する手際の良さにいつも感動するのですが、
今回も、赤いじゅうたんをくるくるっと手際よく巻いて、トラックの交通を管理したり、要人をお出迎えする様子に感心します。このような作法や段取りの良さは、普段のブータンではなかなか見ないのですが(笑)、目上の方に対する尊敬の所作の美しさにはいつも驚かされます。
そんなことを思っていると、美しい美女達に遭遇。
黄色いテゴ(女性用の羽織)と、青い色のウォンジュ(ブラウス)と、青をベースにしたキラがブータン・エアラインズのフライトアテンダントさんのユニフォームです。空港職員の方のユニフォームは、紫色がベースとなっています。
かわいい
しかし、新規のブータン・エアラインズのスタッフにお会いしてみると、あれれ、国営航空のドゥック航空で今まで活躍されていた方もかなりいるような。。。。今まで、ブータンへ空路で入国するためには、ドゥック航空のみの運航であったため、この機会に初めての民間航空会社に転職、という新たな動きがあった模様です。
でも、職場が増え、若い人にも経験のある世代にも、新しく職場や職業の選択肢が増えることは、近年、特に若い世代で就職難に悩むブータンにとっては良いことですね(詳しくはこちら:ブータンで採用試験をする)。
そんな想いを馳せていると、ぶ~ん、とエンジン音が聞こえてきました。ブータンエアラインズの機体ってどんなのかしら。どきどき、わくわく。
見えますか?谷間を縫うように飛んでくる白い機体。
ちゃんと着陸できるでしょうか。スタッフのみなさんも、心配のご様子。
そんな心配をよそに、ゆうゆうと飛んできます。
そして、着陸
拍手とともに、満面の笑みの女性スタッフさん達。もちろん、私を含め、この場にいたほとんどの人はどんな飛行機がやってくるのかを見たことはなく、この日が初めてのお披露目となりました。
ブータン・エアラインズは、2011年にブータンの国内線運航を始めたタシ・エアーの国際線運航での名称で同じ会社にあたります(現在、タシ・エアーはブータン国内線の運航を中止しています)。ブータン・エアラインズ、シンプルですがわかりやすくて良い名前だと思います。
この機材は、Small Planet Airlines (スモールプラネット航空)というリトアニアの航空会社からリースをしているエアバスA320-200。リトアニアの首都ヴィリニュスから、カザフスタンのシムケント、そしてバンコクを経由してやってきました。遠いところから、はるばる来たねぇ~
ブータン・エアラインズは10月10日より、毎日バンコクからパロまでインドのコルカタを経由して運航が開始されます。
この写真のショット、尾翼に雷龍が描かれたドゥック航空と、それ以外のエアバスがパロの空港に並んでいる姿なんて初めて見た~~。新たな時代の幕開けの瞬間を感じた一日でした。
飛行機内部の様子などは、次回へ続きます。
みなさま、いかがお過ごしですか?先週の10月2日に、パロの空港へ行ってきました。
この日のお天気は曇りでしたが、いつもと変わらぬ様子のパロの空港。小さな、小さな国際空港です。この日、ちょっと変わった様子があったのは、ブータンで初めての民間航空会社となるブータンエアラインズの機材の到着を祝うセレモニーがあったことです。
至る所にブータンのお祝いには欠かせない旗がデコレーションされ、
赤いじゅうたんの上を歩いて、まず到着されたのは情報コミュニケーション省の大臣です。ブータンでは、王様や各国の要人が到着された時に、赤いじゅうたんをささっと敷いてお出迎する手際の良さにいつも感動するのですが、
今回も、赤いじゅうたんをくるくるっと手際よく巻いて、トラックの交通を管理したり、要人をお出迎えする様子に感心します。このような作法や段取りの良さは、普段のブータンではなかなか見ないのですが(笑)、目上の方に対する尊敬の所作の美しさにはいつも驚かされます。
そんなことを思っていると、美しい美女達に遭遇。
黄色いテゴ(女性用の羽織)と、青い色のウォンジュ(ブラウス)と、青をベースにしたキラがブータン・エアラインズのフライトアテンダントさんのユニフォームです。空港職員の方のユニフォームは、紫色がベースとなっています。
かわいい
しかし、新規のブータン・エアラインズのスタッフにお会いしてみると、あれれ、国営航空のドゥック航空で今まで活躍されていた方もかなりいるような。。。。今まで、ブータンへ空路で入国するためには、ドゥック航空のみの運航であったため、この機会に初めての民間航空会社に転職、という新たな動きがあった模様です。
でも、職場が増え、若い人にも経験のある世代にも、新しく職場や職業の選択肢が増えることは、近年、特に若い世代で就職難に悩むブータンにとっては良いことですね(詳しくはこちら:ブータンで採用試験をする)。
そんな想いを馳せていると、ぶ~ん、とエンジン音が聞こえてきました。ブータンエアラインズの機体ってどんなのかしら。どきどき、わくわく。
見えますか?谷間を縫うように飛んでくる白い機体。
ちゃんと着陸できるでしょうか。スタッフのみなさんも、心配のご様子。
そんな心配をよそに、ゆうゆうと飛んできます。
そして、着陸
拍手とともに、満面の笑みの女性スタッフさん達。もちろん、私を含め、この場にいたほとんどの人はどんな飛行機がやってくるのかを見たことはなく、この日が初めてのお披露目となりました。
ブータン・エアラインズは、2011年にブータンの国内線運航を始めたタシ・エアーの国際線運航での名称で同じ会社にあたります(現在、タシ・エアーはブータン国内線の運航を中止しています)。ブータン・エアラインズ、シンプルですがわかりやすくて良い名前だと思います。
この機材は、Small Planet Airlines (スモールプラネット航空)というリトアニアの航空会社からリースをしているエアバスA320-200。リトアニアの首都ヴィリニュスから、カザフスタンのシムケント、そしてバンコクを経由してやってきました。遠いところから、はるばる来たねぇ~
ブータン・エアラインズは10月10日より、毎日バンコクからパロまでインドのコルカタを経由して運航が開始されます。
この写真のショット、尾翼に雷龍が描かれたドゥック航空と、それ以外のエアバスがパロの空港に並んでいる姿なんて初めて見た~~。新たな時代の幕開けの瞬間を感じた一日でした。
飛行機内部の様子などは、次回へ続きます。
参加中です。
ブータン・エアラインズに搭乗したくなったら、ぽちっと応援いただけたら嬉しいです。タシデレ